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筋トレ・ボディメイクのためのPFCバランス計算式:除脂肪体重(LBM)とTDEEから導く栄養設計

最終更新日:2026年10月20日 | 執筆・検証:Kintore.ai(科学的トレーニング・栄養計算ラボ) 専門リサーチ編集部
【結論・この記事の要点】 PFC設計は「①TDEE(総消費カロリー)から目標カロリーを決める → ②タンパク質(体重×2.0g)を固定 → ③脂質を総カロリーの20〜25%に設定 → ④残りを炭水化物(1g=4kcal)に割り当てる」順番で計算します。

1. なぜ「割合(%)」ではなく「体重あたりのグラム数」から計算すべきなのか

一般的な栄養指導では「P:F:C = 20% : 25% : 55%」のような比率計算が使われますが、ウエイトトレーニングを行うトレーニーにとって、タンパク質(Protein)の必要量は総摂取カロリーではなく「体重(または除脂肪体重 LBM)」によって決まります。比率だけで計算すると、増量期にタンパク質が過剰になり、減量期にタンパク質が不足してカタボリック(筋分解)を招くため、必ずグラム基準の4ステップで算出します。

計算ステップ計算式・設定基準体重70kg・減量期(2,000kcal)の具体例
Step 1:タンパク質(P)
(1g = 4kcal)
体重1kgあたり 1.8g 〜 2.2g
(除脂肪体重なら LBM × 2.3g〜2.5g)
70kg × 2.0g = 140g(560kcal)
Step 2:脂質(F)
(1g = 9kcal)
目標総摂取カロリーの 20% 〜 25%
(※テストステロン維持のため最低でも体重×0.7g以上を確保)
2,000kcal × 20% = 400kcal ÷ 9 = 約44g(400kcal)
Step 3:炭水化物(C)
(1g = 4kcal)
目標総カロリー −(Pのカロリー + Fのカロリー)(2,000 − 560 − 400) ÷ 4 = 260g(1,040kcal)

2. 2週間ごとの体重推移でTDEE(維持カロリー)をキャリブレーションする

計算式(Mifflin-St Jeor式やKatch-McArdle式)で出したTDEEはあくまで初期推計値です。設定したPFCで2週間食事を継続し、毎朝起床後(排尿後)の体重の7日間移動平均を比較してください。体重が週に0.35kg(月1.4kg)減っていれば、実際のカロリー収支は「−350kcal/日」で正確に機能しています。