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増量期(リーンバルク)と減量期(カッティング)の摂取カロリー設定基準:筋肉を残して脂肪だけを落とす幅

最終更新日:2026年10月20日 | 執筆・検証:Kintore.ai(科学的トレーニング・栄養計算ラボ) 専門リサーチ編集部
【結論・この記事の要点】 筋肥大期のカロリー収支は「維持カロリー+200〜300kcal(月0.8〜1.2kg増)」、減量期は「維持カロリー−400〜500kcal(週あたり体重の0.5〜0.7%減)」に設定するのが最も除脂肪体重を守れます。

1. ダーティバルク(過度なオーバーカロリー)が非効率な理由

人間が1ヶ月に合成できる純粋な骨格筋量には生理学的な上限(トレーニング初級者で月0.8〜1.0kg、中上級者で月0.2〜0.5kg程度)があります。維持カロリー(TDEE)を+800〜1,000kcalも上回る食事をとっても、筋タンパク質合成(MPS)速度が倍になるわけではなく、余剰エネルギーの大部分は内臓脂肪・皮下脂肪として蓄積され、その後の減量期間が長引いて結果的に筋肉を失う原因になります。

フェーズTDEE(維持カロリー)からの増減幅目標とする体重変動ペース推奨体脂肪率レンジ(男性目安)
リーンバルク(増量期)+200 〜 +350 kcal / 日月あたり体重の +1.0% 〜 +1.5%10% 〜 16%(18%に達したらミニカットへ)
カッティング(減量期)−350 〜 −500 kcal / 日週あたり体重の −0.5% 〜 −0.7%15% → 8%〜11%まで段階的に除脂肪
リコンプ(維持・体組成改善)±0 〜 −100 kcal / 日体重維持のまま挙上重量を伸ばす12% 〜 15%(トレーニング初〜中級者に有効)

2. 減量期にBIG3の挙上重量を落とさないための「トレ前糖質配分」

減量中に摂取カロリーを削る際は、タンパク質(体重×2.0〜2.3g)を維持したまま炭水化物と脂質を削りますが、1日の炭水化物摂取量の約50%〜60%を「トレーニングの90分前〜直後」に集中配分することで、筋グリコーゲン枯渇を防ぎ、減量中でも高重量セットの強度を維持できます。